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このブログのサブタイトルを、「Simple is better, small is better.」と名付けたのは何故だろうと考えてみると、原点はモノで溢れかえった部屋を見るのが辛かったからだと思い出す。

ブログの方向性は「スペイン」や「ライター」のことが多くなってはいるのだけれど、少しだけ立ち止まって昔、思っていたことを思い出そうと思う。

「シンプル」ってなんだろう。

就職して着いた先は、四国の香川県。就職先がそこだったからという理由で移り住んだ。何故か、入社式の次の日が初出勤日という全く余裕がない状態で決めた部屋は、会社の名ばかりだけの社宅。狭いマンションの1室だった。築40年らしい。

それでも、住むことが出来ればいいと考えていた私は大学時代も使っていた冷蔵庫や炊飯器などの家電製品を引っ越しと同時に持ってきた。6畳ほどの部屋はあっという間に狭くなった。

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囲まれたモノへの愛着は、モノへの失望に変わった。

押入れも玄関も無く、洗濯機は共同。そんな部屋に暮らし始めた。

社会人1年生。仕事を頑張ろうと思って給料は出ない時間帯から仕事をしては、遅くまで会社にいる毎日。扱うものは好きな本だったから、本への愛情だけで仕事をやってきた。お気に入りの小説や雑誌が増え続けた。心は満たされた。休みの日は少しだけ出かけては、本を読むような毎日。楽しかった。

でも、仕事はだんだんと苦痛になってきた。本だけの愛情だけでは支えきれなくなった。様々な要因から仕事を辞めた。辞めた次の日に好きだった本が、只のモノでしか見ることが出来なくなった。

簡単に好きなものを手放すことなど出来ない。でも、ただでさえ狭く、しかも暗い部屋に立ちこめた空気を、どうにかして外に出したかった。「そうか、モノを減らすしかない」のだとその時に思った。

その時に出会ったのはこの雑誌だった。モノで満足するのではなく、もっと人と繋がることで満足したいと感じた。働き方やシンプルということへの意識はここで学んだ。

それからというもの、少しずつ減らしていった。好きだった本は、その当時に好きだった本なだけで、別に今は好きじゃないと思ったのならば、売ったり人にもあげたりした。部屋はとても広くなった。

残ったもので考える。足りなければ、よく考えて買おう。それでいいのだ。購入したいものがあれば、まず自分と相談する。

「本当にこれは自分を幸せにしてくれるのだろうか?」

しかし、決してずっと同じ服を着ていればいい、ずっと同じモノを持った方がいいという考えではいたくない。モノを引退させる。しっかりと使い込んだのなら入れ替えて、新しいものも摂り入れることこそ、「シンプル」なのかもしれないと思う。

 

「KINFOLK magazine」との出会い。

少しずつモノを減らした。物理的に減らしたシンプルさの次に何が来るだろう。私は、モノから人への繋がりへ発展させるのはどうだろうかと考えた。

本屋で見つけたのは、

「A guide for small gatherings.」(小さな集いのためのガイド。)

「Discovering new things to cook, make and do.」(小さくて新しい発見の日々を送る。)

の2つのコンセプトを持った雑誌「KINFOLK magazine」だった。

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アメリカのポートランドで生まれたライフスタイル誌であるこの雑誌。今ではそのコンセプトが多くの共感を買い、日本も含めた世界中に読者を持っている。

私もコンセプトに読みながら少しずつ惹かれていった。自分の生活スタイルは変えずに、少しずつ出来ることから取り入れていった。出来ることから始めたらいい。別に「ていねいな暮らし」とか謳って、無理に興味がない植物を育てなくたっていい。

私の考えはただ物理的にも心理的にも「シンプル」に暮らしたい。

小さな集いから人々が共感し笑い、集まっては話をする。本当、それだけで充分な人生なのかもしれないと思うようになった。

sunday brunch before leaving SLC and #altsummit Thanks @amandajonesj @sarah_winward

Kinfolk Magazineさん(@kinfolk)が投稿した写真 –

美しい写真とInstagramはよく似合う。これは、「KINFOLK magazine」のInstagramから。

 


忙しい平日から乖離し、週末の楽しみに向かう。そんな暮らし。当たり前の暮らしをもう一度、考えるべきなのかもしれない。

モノへの執着はあまり無くなった時に出会った「KINFOLK magazine」は、忙しい日々から解放される雑誌だった。週末はスマホもPCも要らない生活でいいのかもしれない。それこそが「シンプル」。

どうやら、私の理想はここにありそうだ。

 

さいごに。はっきりしたシンプルへの答えはまだない。だが、しっかりと手で開きたい雑誌に出会った。

KINFOLK

「シンプル」、「スモール」な生活。こう書いてしまえば、こう言ってしまえば実に簡単だ。でも、実現は難しい。いかにも、漠然としている言葉だ。

漠然だけで進まないように、だからこそ、そんな気持ちを忘れない為にも「KINFOLK magazine」は重宝する。この雑誌を開くときは、とても慎重且つしっかりと手で開きたい雑誌になった。本当におすすめしたい。

それではまた。


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