¡Hóla!
どうも。たろう(@v_varentaro)です。
皆さんは、2016年3月12日に日本で劇場公開されるスペイン映画『マジカル・ガール』をご存知でしょうか?
予告編を見る限りスペイン好きな私はワクワクが止まりません!
スペインと日本の魔法少女がコラボレーション? 不思議な組み合わせに、ますます興味深々です!
今回は、公開前から話題の『マジカル・ガール』の基礎知識をまとめてみました。
それではどうぞ。
目次
スペイン映画の巨匠ペドロ・アルモドバルも大絶賛!スペイン映画界を圧巻!
『マジカル・ガール』の凄さ、それはスペイン映画賞を圧巻したということです。
スペインで有数の映画祭である第62回『サン・セバスチャン国際映画祭』のコンペティション部門に出品するや否や、見事に作品賞と監督賞のダブル受賞を果たすという17年ぶりの快挙を達成したのです!
更に、スペイン映画賞の最高峰であるゴヤ賞の前哨戦とも言われる第2回『フェロス賞』では、8部門ノミネート中4部門受賞という強さも発揮!
(ゴヤ賞2015作品賞受賞のマーシュランドとマジカル・ガールの2作品でほとんどの賞を受賞しています。すごい!)
まだまだあります!
ゴヤ賞2015では7部門にノミネートされ主演女優賞の1部門を獲得し、スペイン映画界の巨匠であるペドロ・アルモドバルも、「私はこの映画を猛烈に愛する。」と大絶賛のスペイン映画が日本に上陸します!
「マジカル・ガール」とはどのような映画なのか?
数々の賞を受賞した「マジカル・ガール」はどのような映画なのでしょうか?
白血病で余命わずかな12歳の少女アリシアは、日本のアニメ「魔法少女ユキコ」の大ファン。彼女の願いはコスチュームを着て踊ること。
娘の最後の願いをかなえるため、父ルイスは失業中にもかかわらず、高額なコスチュームを手に入れることを決意する。 どうしても金策がうまくいかないルイスは、ついに高級宝飾店に強盗に入ろうとする。まさに大きな石で窓を割ろうとした瞬間、 空から降ってきた嘔吐物が彼の肩にかかるー。
心に闇を抱える美しき人妻バルバラは、逃げようとするルイスを呼び止め、自宅へと招き入れる。 そして…。バルバラとの“過去”をもつ元教師ダミアンは、バルバラと再会することを恐れている。
アリシア、ルイス、バルバラ、ダミアン―決して出会うはずのなかった彼らの運命は、交錯し予想もしない悲劇的な結末へと加速していく……。引用:マジカル・ガール公式サイトより。
魔法少女がきっかけになるにも関わらず、ポップな要素がほぼ皆無!ファンタジー。サスペンスを入れたブラックユーモアな作品になっています。
ここで気になるのは、日本のアニメという言葉です。魔法少女ユキコ(架空のアニメ)がストーリー展開に重要な役目を担うとのことで、日本の映画ファン からすれば嬉しいことです。
日本の要素が随所に散りばめられている作品とのことで、スペイン映画にまだ興味がない人にも楽しめそうな作品でしょう!
監督は大の日本ファン?!カルロス・ベルムト監督が気になる!
なぜ、スペイン映画に日本の要素が盛り込まれたのでしょうか?それは、カルロス・ベルムト監督が大の日本ファンという点が一番の理由でしょう。
1980年生まれスペイン出身のカルロス・ベルムト監督は、イラストレーターからキャリアをスタートさせ、ドラマ制作そして映画を制作へと映像制作に長く携わってきました。監督は過去制作した短編映画などが当時話題を呼び、スペインの新人監督の中で飛び抜けた実力を持っています。
今回、制作したマジカル・ガールは、日本の映画、アニメ、マンガをこよなく愛するベルムト監督が日本要素を盛り込んだ作品になっています。物語のきっかけにもなる架空の日本アニメ「魔法少女ユキコ」や、主演のアリシアが踊る曲が日本歌手の長山洋子さんのデビュー曲だったりと、もうどんだけ監督は日本が好きなんでしょうか!
主演は今回が映画デビューの新人?!出演俳優陣が気になる!
作品も監督も折り紙つきの実力である「マジカル・ガール」に出演する俳優陣が気になりませんか?
今回、魔法少女の衣装も披露する主人公の12歳の少女アリシアを演じるのは、ルシア・ポジャン。彼女はまだ10代と若く、しかも、今作が映画デビュー!彼女のデビューのあどけなさが残る演技に注目です。
アリシアを娘に持つルイスを演じるルイス・ベルメホは、演劇を中心に活躍する傍ら映画にも出演する俳優です。ゴヤ賞2015では主演男優賞にノミネートされています。劇場で培った演技力が作品内でどう輝くでしょうか。
ルイスと出会う美しい人妻バルバラを演じる、バルバラ・レニーはゴヤ賞やフェロス賞など数あるスペイン映画賞の主演女優賞を総なめしました。マドリード生まれの実力派女優の演技は必見でしょう!
そんなバルバラとの過去を持つダミアンを演じるホセ・サクリスタンは、1937年生まれの大ベテラン俳優です。この作品ではフェロス賞で助演男優賞を受賞しています。サクリスタンは過去にもサン・セバスチャン映画祭出品作品で数々の賞を受賞しています。
もちろん、まだまだ多くの俳優達が出演するマジカル・ガール。
個人的に実力派女優やベテラン俳優を脇に支えられたアリシア演じるルシア・ポジャンがどのような演技を見せ、且つ魔法少女とどう絡んでいくのかが気になります!
東京を皮切りに全国で公開されます!
東京での劇場公開は2016年3月12日です。東京公開を皮切りに全国の劇場で公開されます。
東京では、ヒューマントラストシネマ有楽町とYEBISU GARDEN CINEMAにて公開され、ヒューマントラストシネマ有楽町では、映画内で登場する魔法少女ユキコの衣装が展示されています。
<悲劇のきっかけとなる「魔法少女ユキコ」コスチュームがヒューマントラストシネマ有楽町に!>『マジカル・ガール』の日本公開に合わせて、スペインから送ってもらいました!監督カルロス自らが衣装デザイン。写真撮影OK!ご鑑賞の記念にぜひ! pic.twitter.com/cSKYLAmdsS
— 映画『マジカル・ガール』 (@MagicalGirl2016) 2016, 3月 8
公開日が5月下旬となる地域も多く、詳しくは公式ホームページを確認すると良いでしょう。
前売り券の特典や初日公開週の特典などもあります。是非とも、関東近辺の方は劇場に足を運んでみてはいかがでしょう?
さいごに。
話題のスペイン映画「マジカル・ガール」の基礎情報をお届けしました。なかなか日本に上陸しない貴重なスペイン映画を観ることができるチャンスです!
ということで、12日に観に行ってきます。とても、今から楽しみです。
会場の雰囲気から実際に映画を観た感想までお伝え出来たらなと思っています。
それではまた!
¡Hasta la próxima!
行って観てきました!→見えそうで見えない真実。『マジカル・ガール』を観てきました。