¡Hola!

どうも。たろう(@v_varentaro)です。

スペイン短期滞在から帰ってきたあと、自分自身のスペイン語のダメさに打ちひしがれながら、スペイン語を勉強し直し始めました。

 

スペイン語はその場、その場で覚えていくスタイルも良いと思いますが、必ずぶち当たるのが文法です。文法はそれほど難しいとは感じませんが、活用形の多さは英語と違う点でもあります。

まずは文法を理解する。そこからスペイン語を始めると飛躍的に上達すると思います。そんなときに使ってほしいのが白水社の「新版スペイン語の入門」という本です。

今回は「新版スペイン語の入門」という文法書を紹介します。

 

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「やさしいスペイン語文法」の物足りなさをカバーしてくれる文法書が「新版スペイン語の入門」

以前、このブログで「新版スペイン語の入門」以外に、初心者向けのスペイン語文法書を紹介しました。

→ おすすめのスペイン語文法書「やさしいスペイン語文法」レビュー

 

 

やさしいスペイン語の文法」という文法書は、スペイン語をこれから始める・始めたいという人には良い教材です。やさしい表現方法でスペイン語の文法について書かれているので基礎を学びたい人にはおすすめ。

 

そんな「やさしいスペイン語文法」を一通り、やってみると気づくのですけど、「この動詞はなぜこのように変化するのか?」などといった、細かい理解がしづらい印象があります。

「このように変化をするからそうなんだ!」と覚えるよりかは、もう少し細かい文法説明が載っていて、理解しやすい言葉で説明されている本が、やっぱりかゆいところに手が届くので文法書として重宝します。

そんな文法書こそ「新版スペイン語の入門」なんです。

 

 

白水社「新版スペイン語の入門」とは?

スペイン語の入門は「新版」と付いています。

元々、初版が1968年に刊行され、ベストセラーのスペイン語の文法書として、スペイン語学習者に愛用されています。

 

そして、2015年の秋に「スペイン語の入門」はリニューアルされました。

元々、使いやすさ重視で考えられたスペイン語の文法書。具体的にどこに気を配っているのかというのは、「新版スペイン語の入門」のまえがきに、このように記されています。

  1. 独習者にわかるように、説明は簡明にしました
  2. 本文は覚えるための最小限の文法範囲にとどめ、それ以上詳しいことは巻末の付録に収めました。付録は参考程度と思ってお読みください。
  3. 日本では中学以上の教育で英語学習が義務付けられていますので、英文法の用語をできるだけ使用しました。
  4. 日本語にない関係代名詞や冠詞、英語にはあまり使用されない説明を詳しくしました。わかる読者にはくどいかもしれませんが、読み飛ばして結構です。

1989年2月

 

さらにリニューアルされたあとも、独学でスペイン語を学ぶ人のために改良点が加えられてます。例えば、

内容が想起しやすいように課の名称を一部修正し、学習しやすい順番に部分変更

使用頻度の低い語彙や例文は一般的で平明なものに変更

などなど。その他の改定内容については、「新版スペイン語の入門」のまえがきをチェックしてみてください。

 

 

収録されている文法はスペイン語初心者〜中級者を網羅した内容

収録されている文法は、基礎的なものから難しいものまで。アルファベットや名詞、規則動詞の現在形、過去形(点過去・線過去)、未来、接続法過去完了など。

 

第一印象を確かめるべく、購入して一通り読んでみましたが、最初はまあ、理解ができません。(笑)

でも、スペイン語学習者には良い文法書だというのが分かります。幅広い文法を取り扱っているので、何冊も買う必要も無くて非常に重宝します。

 

 

スペイン語の文法の丁寧な解説。「分かる!」と思うほど内容が濃い

文法書を読んで感じたのは、丁寧な解説をしてくれているという点と、文法書を開く度に「わかった」が感じられるほど内容が濃いこと。

 

例えば、丁寧な解説の例はこちら。

tenerの直接目的語は名詞(抽象名詞)なので、程度を表す「とても」は形容詞のmucho, mucha(直訳:「たくさんの」)を使用します。つまり、Tengo mucho frío.「私はとても寒い」の直訳は「私はたくさんの寒さを持っている」なのです。この場合、muyを使って、×Tengo muy frío.とは言えないのでご注意ください。

引用:新版スペイン語の入門  p.77より

 

これは直接法の不規則動詞活用の「tener(持つ)」の解説で出てくるページなのですが、とにかく丁寧です。こんなに解説してくれるのは、これまで読んできた文法書の中で、あまりないと感じます。

 

さらにこんな例も。

ページ82〜83の内容は「saber」と「conocer」の違いについて触れています。この2つの単語はどちらも「知っている」という意味なのですが、用法が違うのを解説してくれています。

1)saber, caber, conocer, producirは1人称単数だけ不規則変化をし、〜〜

2)producirの変化形はconocerと同じように1人称単数で -zcoとなり、〜〜〜

3)次の動詞は1人称単数が -zcoとなります。

agradecer(agradezco)感謝する crecer(crezco) 成長する

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〜〜〜〜

4)saberとconocer

どちらも「知っている」という意味ですが、用法が違います。

a)saberは事柄、こと、疑問詞、lo queなどと組み、〜〜〜

※ このような解説が6項目続きます。

引用:新版スペイン語の入門 p.82 p.83

とにかく詳しいの一言に尽きます。saberとconocerの解説は、他の文法書では「saberはこんなときに使われます:事柄、こと、疑問詞…..」と、日本語だけの解説で終わるのもあったりします。

 

しかし、「新版スペイン語の入門」では1つ1つの用法に例文が載っているので、文章を作る参考になるし、使い方がイメージしやすい。スペイン語初心者には大助かりです!

 

つまり「1つの文法について調べようと思って調べたら、紐付けられた関連する文法解説が近くにあるので、それも読んじゃって2倍も3倍も理解できる」と言った感じです。
分かります?この感じ?(笑)

 

 

赤い部分が本当に重要であるということ

他のスペイン語の文法書の中に、例えば、こんな感じで書かれているのがあります。

 

例:el lunes 月曜日 el martes 火曜日 el miércoles 水曜日 〜〜〜
「いやいやいや。これ意味ないじゃん!」って思いませんか? スペイン語を覚えたいのに、日本語が赤くなっているパターン。

 

一方で「新版スペイン語の入門」の場合は、
例:el lunes 月曜日 el martes 火曜日 el miércoles 水曜日 〜〜〜
と、スペイン語のほうが赤くなっているのです。今の学生さんが「赤シート」を使っているかは疑問ですが、赤シートを上に乗せれば暗記ができるわけです。

 

※ 赤シートってなんだよって方はこれね

 

※ 下敷きタイプで小学生の頃、静電気を起こして遊んでた。

 

さらに付け加えると、地味に「lunes」だけの掲載じゃない点にも注目。el lunes」なんですよ。「el」という定冠詞がついているので、この単語が男性名詞なのか女性名詞なのかが分かるようになっているのも、地味に嬉しいところ。

 

 

嬉しいスペイン語文法の付録つき

「新版スペイン語の入門」の後半部分には「付録」と題した、文法に関連する様々な用法が載っています。付録としては、もったいないくらいのボリューム感です。
例えば、アルファベットの筆記体の解説や二重子音、文の中で用いられる記号(コンマとかコロンとかをスペイン語で解説している)、敬称・姓名、不定語、否定語・否定文のまとめ、と、本当にかゆいところに手がとどくスペイン語の文法書になっています。

 

※ あと、関係ないですけどこの解説が好き。

〜〜。ポルトガル人とスペイン人によって日本にもたらされたキリスト教のCristoを当時の日本人が[キリスト]と聞いたのは正しかったのです。豊臣、徳川時代の大名、細川忠興の奥方の洗礼名はGraciaでした。この発音は[グラシア]よりは[ガラシャ]のほうが原音に近いわけで、世に名高いガラシヤ夫人のことです。

引用:新版スペイン語の入門 p.193

 

「いや、知らんがな!」と言いたくなるような「へえー!」と思う解説を、時々、挟むので読み物としてもイケると思います。(知らんけど。)

 

 

私の「新版スペイン語の入門」の使い方

「新版スペイン語の入門」を私がどのように使っているかを紹介します。僕は基本的に文法書を一通り読んだら実際に使ってみて、あとから「新版スペイン語の入門」を開いて確かめる方法を使っています。

 

例えば、スペイン語オンライン会話のSPANISIMO(スパニッシモ)を使って、オンラインでスペイン語会話をします。

参考:スペイン語オンライン会話SPANISIMO(スパニッシモ)を紹介します

ブロークンスパニッシュになりやすい箇所を先生に指摘してもらったら、授業後に再確認をするために、「新版スペイン語の入門」を開きます。この文章がなぜこのように使うのかを、本の中の当てはまる文法事項を確認しながら、その都度、用法を覚えていくといったスタイルを取っています。

 

人それぞれだとは思いますが、いきなりすべての文法を完璧に覚えるのは不可能に近いと思うので、使っていく内に用法を覚えていく感じ。分からなければ「no entiendo.(理解できません)」などと言って、先生に文法を教えてもらい、自分で確認するのが効率が良いかなと思います。

 

 

さいごに

「新版スペイン語の入門」はCDが2枚付いています。CDで流れるスペイン語文章の発音を聴きながら、文法書を攻略していくのも良いかもしれません。(私はCDを使ってないので…)

 

私みたいなスペイン語初心者はもちろん、中級者の方、再度確認したい上級者の方まで、長く使えるスペイン語の文法書だと思います。私は心から買ってよかったなと感じています。コストパフォーマンスの良いスペイン語の文法書だと思うので、スペイン語の文法書をお探しの方や欲しい方は、ぜひチェックしてみてください。

 

それではまた!
¡Hasta la próxima!

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浦川たろう

1989年生。スペインを愛すフリーランスライター・ブロガー。2017年11月からスペインワーキングホリデーを使い、1年間のスペイン滞在中(バレンシア在住)。 WEBライティング(SEO、LP等)、取材記事、インタビュー記事執筆が得意。 ▷▷ お問い合わせ先(執筆依頼・PR記事広告依頼・各種ご相談)  ▷▷ スペイン・ワーホリビザ相談・サポートサービス  
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